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長年の謎、「ゴンドラの唄」の初出を発見 国際関係学部細川教授


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国際関係学部の細川光洋教授が、長年の間不明だった吉井勇作詞「ゴンドラの唄」の初出が、1915(大正4)年4月1日発行の総合雑誌「新日本」であることを発見しました。
「いのち短し、恋せよ、少女(をとめ)」の歌詞で知られる「ゴンドラの唄」は、森鷗外が訳したアンデルセンの『即興詩人』の一節をもとに歌人の吉井勇(1886~1960)が作詞、中山晋平が作曲したもので、1915年4月末に芸術座公演の『その前夜』の劇中歌として、女優松井須磨子によって歌われました。
その舞台より以前に作品が発表されていたか否かは長年不明とされ、吉井自身による作品発表が確認できなかったこともあって、底本未詳として全集への収録もされませんでした。
吉井勇研究が専門である細川教授は、同時期の詩歌文芸誌や演劇雑誌を調査してきましたが、今回、当時の首相で早稲田大学の創設者であった大隈重信が関わった総合誌「新日本」を調査、同誌の「文藝附録」の最終頁に、目次記載のない形で「ゴンドラの唄」が載っていることを確認しました。この底本の発見により、これまで伝えられていた歌詞の誤字なども判明、11月27日にオンラインで開催された「明星研究会」での発表で、報告しました。
細川教授は、「『ゴンドラの唄』は誰もが知っている吉井勇を代表する作品、それなのに不明な点が多かった。今回吉井自身の初出オリジナルが見つかったことで、他のテキストとの比較対照などが可能になる。吉井勇研究にとって大きな前進です」と述べました。
発見については、「東京新聞」12月9日朝刊(「中日新聞」は同日夕刊一面トップ)などでも大きく報じられました。
詳しくは「東京新聞」ウェブサイト https://www.tokyo-np.co.jp/article/147734

掲載誌「新日本」を手にとる細川教授 

「ゴンドラの唄」掲載ページ

(2021年12月13日)

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