12月3日にオンライン発表で開催された第18回日本カテキン学会年次学術大会で、大学院薬食生命科学総合学府食品栄養科学専攻博士前期課程1年の大浦由起乃さん(食品衛生学研究室所属)が研究奨励賞を受賞しました。この賞は、優秀な一般演題を発表した35歳以下の若手研究者に贈られるものです。
<演題>
「食中毒菌由来膜小胞の性状に対するカテキンとプロアントシアニジンの作用の比較」
大浦 由起乃、山梨 佑花、島村 裕子、増田 修一
<研究の概要>
食中毒菌は、直径20~200 nm程度の球状の膜構造体である「膜小胞」に、毒素などの病原因子を内包して細胞外に放出します。膜小胞中で病原因子が濃縮されることで、食中毒発症や炎症誘導に繋がることから、その制御法が求められています。本研究では、膜小胞が誘導する炎症反応を緑茶由来のカテキンとカテキン分子が重合した構造を有するプロアントシアニジンが抑制すること、また、カテキンの構造やその重合度によって膜小胞への作用が異なることを明らかにしました。今後、本研究を元に、食中毒菌が放出する膜小胞をターゲットにした食中毒のリスク低減や制御策の確立が期待できます。
<演題>
「食中毒菌由来膜小胞の性状に対するカテキンとプロアントシアニジンの作用の比較」
大浦 由起乃、山梨 佑花、島村 裕子、増田 修一
<研究の概要>
食中毒菌は、直径20~200 nm程度の球状の膜構造体である「膜小胞」に、毒素などの病原因子を内包して細胞外に放出します。膜小胞中で病原因子が濃縮されることで、食中毒発症や炎症誘導に繋がることから、その制御法が求められています。本研究では、膜小胞が誘導する炎症反応を緑茶由来のカテキンとカテキン分子が重合した構造を有するプロアントシアニジンが抑制すること、また、カテキンの構造やその重合度によって膜小胞への作用が異なることを明らかにしました。今後、本研究を元に、食中毒菌が放出する膜小胞をターゲットにした食中毒のリスク低減や制御策の確立が期待できます。
研究奨励賞を受賞した大浦さん
【関連リンク】
日本カテキン学会
https://www.catechin-society.com/(外部サイトへリンク)
食品衛生学研究室
https://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/foodhygn/(研究室サイトへリンク)
(2022年12月8日)
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食品衛生学研究室
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(2022年12月8日)