「ふじのくに」みらい共育センターの取り組み

活動紹介

「ふじのくに」みらい共育センター（COCセンター）は、『ふじのくに「からだ?こころ?地域」の健康を担う人材育成拠点』プログラムが、文部科学省「地（知）の拠点整備事業（平成26～30年度）」（COC事業）に採択されたことによって設置されました。地域課題解決を目指した異分野融合型の教育研究を目標とし、県内自治体等と連携?協働し、健康づくり、地域みらいづくりを促進しています。学内では、地域志向の「しずおか学」科目群を全学共通科目の選択必修として導入し、地域を学び、地域で活躍するコミュニティ?ワーク力^※１を備えた人材の育成を進めています。また、静岡市と連携し、地域において実践的な事業や研究を展開し、地域を健康に寄与する活動を進めています。
これらの取り組みは、SDGsの掲げる「すべての人に健康と福祉を」「質の高い教育をみんなに」に通じるものであり、COCセンターは「住み続けられるまちづくり」をめざして地域貢献活動を行っています。
具体的な取り組みをいくつかご紹介します。

※１　地域課題を解決するために、地域とともに、世代?分野?職種を超えて「チーム活動」を牽引する能力

1. 教育分野における取り組み

地域を学び、地域に対する視野を広める全学共通科目（選択必修）「しずおか学」科目群の開講
地域課題の解決や地域の健康の向上をめざし、持続可能な地域人材の育成と循環のために、学生を対象に「静岡県立大学コミュニティフェロー」の称号を付与

2. 研究分野における取り組み

地域課題の解決に向けた「地域志向研究」の推進
内閣府地方創生推進交付金事業「健康食イノベーション推進事業」（中国足彩网元年～４年）への参画

3. 社会貢献分野における取り組み

静岡市地域福祉共生センター「みなくる」における共生事業の実施（静岡市委託事業）
健康講座、リカレント教育（学び直し講座）、居場所づくり、健康フェスタなど
地域コミュニティの構築と運営（静岡市地域福祉共生センターを拠点として）
学部内連携による地域への学びの機会の提供（国際関係学部、茶学総合研究センターなど）

4. SDGs啓発活動（地域健康オープンカレッジ2019）

2019年度、大学の知を広く地域に公開する「みなくるオープンカレッジ」を開講し、静岡県立大学５学部の教員が、それぞれの視点から、SDGsに関連して、知識や情報を発信し、大学レベルの「学び直し」の機会を提供。
参加者は、各講座終了後、講義についての所感（感想や意見、質問など）を担当講師に提出。
担当講師が、総括のコメントを後日ホームページに公開。

●第1回「SDGs的考え方」への招待　国際関係学部教授　湖中真哉　
http://coc.u-shizuoka-ken.ac.jp/mina_ccrc/sdgs_191002/index.html

●第２回持続可能な社会を可能にする第5の科学　食品栄養科学部准教授　伊藤創平
http://coc.u-shizuoka-ken.ac.jp/mina_ccrc/sdgs_191115/index.html

●第3回外国人住民の安心?安全な保健医療サービスへのアクセスを考える　～すべての人に健康を～　看護学部講師　濱井妙子
http://coc.u-shizuoka-ken.ac.jp/mina_ccrc/sdgs_200124/index.html

●第4回子ども食堂が目指す持続可能な地域社会　経営情報学部講師　木村綾
http://coc.u-shizuoka-ken.ac.jp/mina_ccrc/sdgs_200221/index.html

●第5回大規模災害時に備える医薬品の知識　薬学部教授　賀川義之（コロナ禍のため中止）